Rick Boyer THE SOCIALIZATION TRAP 
A book review by Nancy

リック・ボイヤーの「“社会性”という罠」
ナンシーさんによる書評 (Haru-san(^_^)/訳)

 本書は、ホームスクーリングをおこなうベテランの父親によって書かれました。著者は、くりかえし“社会性とは、一体なんだろうか”と問いかけます。ボイヤーさんの文章には、学問的な手法というよりも、ユーモアと親しみやすさがみられます。序論のところで、ボーヤーさんは、社会性をめぐるこのての質問に答えるための下地を次のように紹介します。
 「一般的に、ホームスクーリングの子どもたちは、他の子どもたちと過ごす時間より、親と過ごす時間が多いために、弱点があると思いこまれています。そのために、ホームスクーリングをしている親は、“社会に接触する機会”を家の外、つまり世間並に、同世代の子どもと過ごす時間を探しもとめるようになります。これが、まさに“社会性という罠”なのです。多くのホームスクーラーが、この世の知恵に基づいた親の道は間違っているのだということをわかっていないだけなのです。同世代グループは、子どもの助けになるどころか、むしろ有害なのです。家庭を基礎とし、どの年代にとってもふさわしい社会的な発達という特質をもった自然で家庭の聖書的な模範が強くもとめられていて、そこに今日のホームスクーリング運動の根があります。学校が社会性について学ばせる時につかう人工的な圧力鍋(あつりょくなべ)みたいな環境とは違い、ホームスクーリングには、家庭、教会、そして地域共同体、職場があるのです。」
ボーヤーさんが、はっきり引用しているわけではないのですが、政府の教育システムを深く研究した時、“人間は進化した動物にすぎない”としているダーウインの進化論、それに、政府の教育システムの創始者として誉れ高いホレス・マンやジョン・デューイの影響が支配していることをすぐに発見するでしょう。このテーマにさらに関心のあるかたは、“現代の青年宣教ミニストリーへの批判”も短い本なので参考になさってください。ボイヤーさんがは、「子どもたちは、同年代の子どもたちと多くの時間をすごさなければならない」という考え方は、広く通用している迷信なのだと指摘し、社会で広く受け入れられている8つの迷信について以下のように紹介しています。

1 学校は、社会性の訓練のために有効な場所である。
2 絶え間ない比較と競争が、子どもに有害だということはない。
3 チームスポーツは、チームワークや自制心、目標達成を学ぶための理想的な方法である。
4 ホームスクーリングで育つ子どもたちは、社会的経験の欠けを補うために、特別な活動が必要である。
5 教会の活動は、学年ごとでなければならない。
6 「どのようにデートをすべきなのか」の男女関係の方法を学ぶことが、結婚するために必要なのである。
7 テレビは、外の社会とはなにかを子どもたちに教えてくれる。
8 幅広くいろいろな性格やタイプの人と出会うために、子どもたちが社会との接触する場は、無作為であるべきだ。

多くのホームスクーラーは、社会性の事を動機として、ホームスクーリングを始めたのです。傷つけることになるような同世代仲間から、子どもたちを引き離さなければなりません。ところが、多くのホームスクーラーは、子どもたちが参加できる同世代間との活動を探し求めています。そのようなホームスクーラーたちは、どこかまと外れの考え方になっているのではありませんか。この世の愚かさが、神のみ言葉の光によって訓練されていないホームスクーラーのなかに入り込んでいるのではありませんか。ボイヤーさんは、次のようにまとめています。
「結局のところ、本書が言おうとしているのは、他の人々と生きることについて、聖書と神が求めている方法は、人の方法に優っているということです。人は“社会性”について言いうでしょう。しかし、神も、互いの交わりについて語っておられるのです。アメリカ人がリバイブされるのだとしたら、誰よりもまず親がこの世の多勢に従うかわりに、神の方法を追い求めることを学ばなければなりません。ただ時流に流されているだけなら、それは、混乱と不安と無目的な多くの青年を生み出すことになるのです。しかし、神の道を追い求めるなら、それは、神の子どもたちを王である神のしもべとして、勝利にむけて訓練するというということを意味するのです。」アーメン!

http://www.geocities.com/christiangirlnewsletter/socializationtrap.html